授業の流れを少し紹介します!
今年の開成中学校の入試問題を目にする機会があったので、これを題材にして、私の授業の進め方(考え方)を紹介できたらと思います。
生徒:『この開成中の問題なんだけど、わからないから解説して~(^O^)』
LIM先生:『よ~し、この問題はね・・・』
と、解説を始めたくなりますが、そうはいきません(笑)
基本的には【生徒さんに解いてもらう】ということが大事だと考えています。
(ゲームでたとえるなら、先生のスーパープレイを見せるのではなく、最小限のアドバイスで生徒さんを支えながら、最終的には自分で敵を倒してもらう感じです。)
なので、いきなり解説をするのではなく、まずはこのくらいの問題が解けるかどうかを確かめると思います。
「ある年の4月7日が月曜日のとき、その年の5月16日は何曜日?」
この問題は、私立中学受験に向けて勉強をしているなら、よく見かけるような基本問題になります。
もしこれが解けない、もしくは解き方があやしい(日にちを全部書き出すなど)場合は、その練習からしっかりしないといけません。
そうしないと、それより難しい問題をわかりやすく解説しても、わかった気分を味わえるだけで、生徒自身の実力アップにはなりません。(勉強したはずなのに、算数・数学がなかなか伸びないなと思っている人は、だいたいこのパターンだと思います。)
話を戻しますが、この問題がしっかりと解けるようであれば、次のように問題をどんどんパワーアップさせていきます。(このあたりは出来具合や実力によって微調整していきますが。)
「2021年2月1日が月曜日のとき、2022年の2月1日は何曜日?」
これは、平年(365日)を使った問題ですね。
「2021年2月1日が月曜日のとき、2026年の2月1日は何曜日?」
これはうるう年をはさむ問題なので、うるう年のことがわかるかどうかがポイントになります。
このように、少しずつ難易度を上げていって、いよいよ開成中の問題になります。
では、再度問題を掲載します。
問題文のうるう年の説明が、長いというか、少しわかりにくいですね。
事前にうるう年のことを知識としておさえてあるかどうかも大事かもしれません。
(テストは時間との勝負でもありますから)
それでは、簡略化した解説を載せます。
(もっと細かく説明することはできますが、長くなるのでこのくらいで勘弁してください(^^;))
以前、開成中の問題を解いたときも感じましたが、計算力がかなり必要な問題が多い印象でした。くふうして解いていかないと、時間を削られ、さらにはミスをしてしまう可能性が高まります。
とうことで、別解も載せておきます。
このやり方が一番簡単かはわかりませんが、計算量はおさえられると思います。
算数が得意な生徒なら、1年で1日ずれることは知識として知っていたりもするので、かなり高速で解いてしまうかもしれません。
以上のようなイメージで、生徒にゲームをクリアしてもらうような感覚を味わってもらえるように授業を進めていきたいと考えています。
ツライ感覚でやるよりは、楽しめた方がいいですし、何より自分でゴールへたどり着けば実力もつきますから。
最後になりますが、今回はたまたま開成中の入試問題を取り上げました。
しかしながら、私が得意としているのは偏差値でいうなら55以下くらい(平均点より下か少し上回るくらい)の生徒だったりします。
算数・数学がちょっと苦手だったり、伸び悩んでいる生徒の後押しなら、20年以上の指導経験からもそうそう負けない自信はあります。(逆に開成中のような学校を目指す場合は、もっと高度なことをやっている塾や家庭教師を選ぶことをお勧めします。値段は張ると思いますが・・・(^^;))
もし興味をお持ちいただけたり、何かご質問などありましたら、ぜひ【お問合せ】からよろしくお願いいたします。
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