似た問題における正答率の違いから見えること
たとえば次のような数列があったとします。
3 7 11 15 19 ・・・
前から数えて10番目の数はいくつですか?
10番目という微妙なラインなので、やり方が分かれるのではないかと思います。
【やり方①】
3 7 11 15 19 23 27 31 35 39
と書き出していって、答えは39とする方法。
【やり方②】
3+4×(10-1) のような計算で39を求める方法。
ちなみにこの式の意味に関しては、ここでは省略します(^^;)
どちらもテストのときには〇がつき、点数がもらえます。
ただし、やり方①のほうにはある問題がつきまといます。
もしも、『前から数えて100番目の数はいくつですか?』という問題だったらどうなるでしょう?
やり方①のように、全部書き出すのは基本無理ですね。
やり方②であれば、同じように式を立ててあっさり求められます。
テストでは、そういうところを見ないで〇だったかどうか、点数が高いか低いかに目がどうしても行ってしまいがちです。(とは言ってもそのあたりは講師側が見ればいいのですが。)
式を立てて計算をして、それがそのときは間違ったとしても、ミスの原因をしっかり把握していけば、次回以降は必ず役に立つはずです。
今回このような話題をとりあげたのは、あるテストの数列問題での正答率があまりにも違ったからなんですね。
上の例題で言えば、10番目の数を求める問題は正答率65%だったのに対して、100番目の数を求める問題は24%になっていたという感じです。
ということで、正解か不正解かより、解き方や間違い方のほうが個人的には気になりますし、そこを突き詰めていけば自然と点数はついてくるようになるのではないかと。
算数・数学は、あせらずにコツコツと。ですね(^^)
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